ドライ真空ポンプ全般で難しいとされている熱膨張率の大きいオーステナイト系ステンレス(SCS13・14・16)を独自の冷却方式で接ガス部材質に採用したドライルーツ式真空ポンプで多くの納入実績を積んでいます。また、鋳造可能な耐食合金(Ni – Cr – Mo合金等)の製作も可能です。腐食でお困りのユーザー様は是非、ご検討下さい。詳細情報はお問い合わせ下さい。
YKS(四葉機械製作所)製VP型真空ポンプは、他社に類の無い冷却技術を採用した多段ルーツ式ドライ・真空ポンプです。ルーツ式で締切り運転を実現し、高真空ポンプを可能としたYKSの直接口-ター冷却方式は、独自の技術を基に研究開発された新技術の冷却方式です。ルーツ式真空ポンプはローターとローター及びケーシングがわずかなクリアランスを保ち無接触で回転しています。その為に最大の特徴である”ドライ・オイルフリー型”となっています。しかし、無接触で回転するためのわずかなクリアランスが、ガスの圧縮熱によって、ローター等が圧縮熱を除去しない限り、熱膨張によって減少、ついには接触することになります。YKSの開発した直接口-ター冷却方式はローター内部を冷却液で直接冷却する構造を採用しているため、常に一定のクリアランスと安定した真空度を保つと同時に数々の優れた特徴を提供しています。従来の冷却方式では熱膨張率の大きいステンレス製(普通鋳鉄の1.8倍)の真空ポンプの製作は、この熱膨張の大きさの為、製作が不可能でした。当社では直接冷却方式の優れた特徴を生かし、このステンレス製の真空ポンプの開発に成功しました。腐食性ガスの吸引用として優れた性能を提供しています。
真空蒸留 | 真空溶解 | 真空濃縮 | CVD |
真空脱気 | PSA | 真空包装 | スパッタリング |
真空乾燥 | 真空熱処理 | 真空脱臭 | エッチング |
真空鋳造 | 真空焼結 | 真空蒸着 | 真空チャック |
真空蒸留 | 真空溶解 |
真空濃縮 | CVD |
真空脱気 | PSA |
真空包装 | スパッタリング |
真空乾燥 | 真空熱処理 |
真空脱臭 | エッチング |
真空鋳造 | 真空焼結 |
真空蒸着 | 真空チャック |
このポンプは真空室各段の底部を加熱することにより、ポンプ内でのガスの凝縮を防ぎ、運転中でも排気側で簡単にドレンを回収出来ます。加熱用としてのスチームトレース用配管はオプションとして用意されています。
ポンプ内部に付着するような凝固性ガスに対しては、ポンプ上部に有る内部洗浄用ノズル孔(標準装備)より、溶剤やスチームにより簡単に洗浄が出来ます。
又、冷却水の代りに温水(MAX60°C)を使用する事によって凝縮性、凝固性ガス吸引に対応することも出来ます。
型 式 | VP4- 501 | VP4-651 | VP4-801 | VP4-1001 | VP3-1251 | |
---|---|---|---|---|---|---|
吸入口径 | D1 | 50 | 60 | 80 | 100 | 125 |
排気口径 | D2 | 32 | 40 | 50 | 65 | 80 |
モーター出力 | kW | 7.5 | 11 | 15 | 30 | 37 |
主要寸法 | A | 1300 | 1400 | 1480 | 1700 | 2150 |
B | 745 | 825 | 980 | 1140 | 1200 | |
C | 1200 | 1300 | 1400 | 1500 | 1650 | |
D | 876 | 961 | 1120 | 1304 | 1398 |
※この表は横にスクロールできます。
VP型真空ポンプの機種設定に際して
●最適機種選定の為下記事項をお知らせ下さい | |
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1.用途 | 真空蒸留、真空乾燥、PSA、真空炉、押出機等 |
2.排気速度(容量) | M³/Hr、M³/min |
3.吸入圧力 | (常用)(到達)真空度でmmHg、Torr、Pa |
4.排気圧力 | 大気圧、+mmAq、kg/cm²G等 |
5.吸引ガスの性質 | 組成、分子量、温度、腐蝕性の有無、毒性の有無 塵埃の有無及びその量 |
6.原動機の種類 | 型式(防爆・非防爆)、電圧、周波数、極数 |
7.接ガス部材質 | 標準材質、カニゼンメッキ、クリーンエスコーティング、SUS |
8.設置場所 | 屋内、屋外 |
9.その他の事項 | 冷却水の有無及びその温度、運転時間、付属品、塗装色 |
四葉機械製作所は長年にわたり培った、ガス、空気、化学などに利用される、圧縮機(送風機)の中で高度の技術を駆使し、常識を越えた製品を生み出しています。
弊社の高温、高圧型ルーツブロワーは、プロセス中のガスの持つ高いエネルギーを、無駄にすることなく、そのままルーツ接続部に送ることの出来るブロワーです。
現在では、吸入温度400℃も実績が出来、用途も多目的に使用され数百台の高温、高圧型ブースターブロワーを納入しています。
今後のプラントに、現在のプラントに、プロセス中のガス温度、圧力をそのまま送ることにより、無駄をはぶく助けとなる事を確信しています。
弊社は長年真空技術と共に高圧ガスの循環・圧送用ルーツブロワーの研究に力を注いで来ました。
その技術は世界でも類をみない450°Cの高温・高圧ガス循環用ルーツブロワーとして燃料電池用ガス循環ブロワーを始め、
各種熱媒の高圧移送に使用され、省エネ、コストパフォーマンスを追求したトップエンジニアリングに御使用頂いております。
通常ブロワーは動力を伝達するための駆動軸がケーシングを貫通しています。それには内部のガスを封じる軸シール(メカニカルシール・オイルシール等)があります。そして、その摩耗等によるガス漏れをどうしても避けられません。ガス漏れを防ぐため、軸貫通部のシール(メカニカルシール等)を無くし、隔壁で密封します。その隔壁越しに磁力を用いて動力を内部の駆動軸に伝達します。よって、軸シールが無いのでシールからの漏れも全くありません。これがマグネットカップリング仕様シールレスブロワー最大の特徴です。この無漏洩の特徴は信頼性と安全性を生み出します。マグネットカップリングは過熱で磁気を失います。これを防ぐため、独自の方式で冷却することで実現致しました。(特許取得済)カップリング同期ズレを防ぐため、電動機はインバーター駆動となります。また、メカニカルシールやオイルシールのように摩耗で寿命をむかえることはないのでメンテナンス期間を大幅に延長できます。用途例
漏洩が許されないガスや物質を含む気体の吸引・圧送に最適です。
ラインナップ FLBタイプブロワー2.2kW~に対応。詳細はお問い合わせ下さい。
各種ガスの圧送に最適!吸引と同時に圧送を実現した多段ルーツ式コンプレッサーVP-SF5M型コンプレッサーは、独自の冷却技術を採用した多段ルーツ式コンプレッサーです。ケーシング・ジャケット部は勿論、回転するローターにも冷却水を流すことで、圧縮で発生する熱を除去し、安定した運転を実現します。2段式ルーツブロワーでは難しい吐出圧力(最大0.3MPaG)を実現し、尚且つ、吸入が負圧の場合も安定した吐出圧力を得られるポテンシャルを持っています。容量調整はインバータによる回転制御(0~100%)で行え、ユーザー側の条件により可変させることで消費電力を抑えた省エネ運転を可能にします。
圧送、吸引、ブースト、真空、圧縮、なんでも対応可能。接ガス部材質:ステンレス、特殊材質、PFAライニング等に対応。
回転数制御による容量調整(0~100%)、吸入口締切運転も可能!※1
用途に合った機器が見つからなかったとき、VP1シリーズをご検討ください
各種ガス、腐食性ガスにも対応可能
名称 | 株式会社四葉機械製作所 |
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設立 | 1973年8月1日 |
資本金 | 8,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 神戸勝 |
所在地 | 本社・工場 埼玉県桶川市赤堀2-15-8(東部工業団地内)[地図] 本社工場電話 048-728-4439 営業部電話 048-728-4100 FAX 048-729-2400 第二工場(資材部)[地図] 埼玉県桶川市上日出谷南2-39-9 電話 048-714-2063 FAX 048-714-2064 |
営業品目 | FLB型ロータリブロワー製造・販売、VP及びVMP型ドライルーツ式真空ポンプ製造・販売高温・高圧型ロータリブロワー製造・販売 |
取引銀行 | 埼玉懸信用金庫桶川支店、武蔵野銀行桶川支店、みずほ銀行浦和中央支店 |
1973年8月 | 埼玉県浦和市にてロータリブロワー専業メーカーとして発足 |
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1982年7月 | ロータリブロワーとして初の高温高圧ブースターを完成、納入 |
1983年6月 | 株式会社荏原製作所とロータリブロワー販売提携を結ぶ |
1984年3月 | 国産初の燃料電池用ガス循環ブロワーを完成、納入 |
1985年7月 | ドライルーツ式ドライ真空ポンプVP及びVMPシリーズの発売を開始 |
1990年9月 | ステンレス製ドライルーツ式真空ポンプの開発に成功、販売を開始 |
1994年5月 | 防爆対応のローター砲金製ルーツ式ドライ真空ポンプを開発、納入 |
1996年6月 | PSA用大型真空ポンプ(VP3-2501)を開発、納入 |
1998年3月 | 現在の本社工場に移転、操業を開始 |
2005年12月 | 新社屋を増築 |
2009年3月 | 中国・重慶市企業と技術提携契約を結ぶ |